第一句
古池や かわず飛び込む 水の音 (松尾芭蕉)
古いケーキ屋 買わず飛び出す 店の外
入ったケーキ屋のケーキがあまりに古かったので、買わずに思わず店の外へ飛び出してしまった情景を詠んだもの。
第二句
五月雨を 集めて早し 最上川 (松尾芭蕉)
刺身だれ 集めて使う おかみさん
宴会が終わったあとで残った刺身のタレを集めて、また使おうとしている女将さんの様子を詠んだもの。
第三句
太平の 眠りをさます蒸気船 たった四杯で 夜も寝られず (江戸末期浦賀にペリーが来たときの騒動を風刺した狂歌)
大平(おおひら)の 眠りをさます選挙戦 金の手配で 夜も寝られず
大平内閣の総選挙の状況を皮肉って詠んだもの。